今日から六月、六月は「水の月」の意味で古来から「水無月」と呼ばれて来た。
沖縄は梅雨に入ったとか・・・妻はもう青梅ジャム作りに夢中。
ここ数年来の「完熟梅ジャム」も好評だが、今年の「青梅ジャム」はさらに進化して絶品、濃厚な風味!!
昨日の夕暮れ、妻と散歩の途中、蛍を見た。
田植えの終わった重い銀色の鏡のような水面の遥か上空を飄々と飛ぶ。
梅も蛍も今年は早い。
そういえばギャラリー玄関の大壺に水上げ用の焼きミョウバンを使ってノリウツギ、コガクウツギ、ウツギの卯の花ずくしを生けていて、松葉川温泉の方角で八色鳥の鳴き声を聞いた・・・遠いが確かに「シロペン クロペン」だった、いつも聞こえるコジュケイの鳴き声「チョット食え チョット食え」とは違う・・・ペアリングの相手を捜しているのだろう。
しばらく前から聞こえている赤翡翠の「ミズヒョロン、ミズヒョロン」という美しい鳴き声もいいが、このごろ聞こえ始めたホトトギスの「テッペンカケタカ」という鳴声にはどうしたことか胸がキューンとなる。
毎年のことだが、日本の奥四万十の四季は「奥四万十の花鳥風月」という日本古来の美しいかたちで経めぐる・・・。
ギャラリー龍窯の駐車場も開墾畑もツルハシ1本で3年かかったが5月末に完成した。
5月10日から鷄のヒナ5羽も飼い始め、モチキビ、サツマイモも順調に育っている。
6種類のジャガイモの収穫作業を梅雨入り前に済ました後の畑には、7月に奥物部神池の在来種大豆の種まきを予定している。
鳩に芽をついばまれないようにしなければ・・・。
信楽の自然の山々と調和し、オーガニックを推進するMIHO MUSEUMのように、奥四万十のギャラリー龍窯という自然釉の美術館が上部構造とするならば、自然農法の農園が下部構造である。
THE FLINTSTONE:生態系トラスト協会の会長・中村滝男さんが語る「幻の鳥・ヤイロチョウの魅力」(06.03.12) |