NAYA MUSEUM PROJECT
早稲田陶芸

     
   
 
   
  うちでは妻が、四万十川上流で「ギャラリー龍窯」をやっている。
彼女が兒山さんからのメールでNAYA MUSEUM PROJECTを見ていてなにかを感じ、
即座に、わたしの陶芸展を打診した。
いまの地球は「混沌」ともいうべき状況で、何かが生まれつつある。
私の周辺も「信頼」のみを手懸かりに「共に立ちゆこう」としている。
どちらへ進むか判断がつきかね皆が右往左往する時、彼女はとんでもないビジョンを見る。
女の直感と言うべきか。21世紀はアジアの時代、女の時代だと言われるが、
「破壊」に終わる競争の原理から「創造」という愛の原理に変わってゆくことだろう。
代表作の壷をひっさげ四国の海を渡るのは岡山天満屋美術画廊以来10年ぶり。
2001年に完成期に入ってからは初めて本州の土を踏む。
自然釉発祥の聖地で1600年の時を経て奉納の舞いを舞う。空には彩雲を観るだろう。